雪害・氷害から建造物を守る超滑水
CNT(カーボンナノチューブ)複合樹脂シート

(2014.2.1掲載)

機械工学科
裄V 憲史 講師

スカイツリーなどの外壁にハスの葉のような水が滑り落ちる性質をもたせたシートを貼ると着氷前に滑り落ち、氷塊落下などの事故防止になる。本技術は、金型転写技術とCNT(カーボンナノチューブ)を複合した超滑水性シートを提供する。

はじく水滴

  • カーボンナノチューブ
  • 雪害・氷害

高層建築物の外壁、豪雪地帯の屋根、通信用アンテナ、電線、輸送機器、医療用デバイス、自動車・航空機・船舶の窓や外壁、輸送用パイプラインなど

水分を嫌がるシチュエーションは多岐にわたります。
○例えば、マイクロマシーンに使われるような小さい歯車では、歯車と歯車との間に水滴が入ると、水の引っ張る力で歯車が正常に回らなくなります。そのような場面でも、はっ水技術が重宝します。

研究内容の紹介
【超滑水シート開発の動機】
 どうしてハスの葉は濡れないのか?

【想定される用途】

パラポラアンテナなどの雪による電波妨害対策
(気象衛星センターHP)

東京スカイツリーなどの高層建築物の氷塊落下防止
(2012年1月24日読売新聞)


【樹脂へのCNT複合の利点】

【実用化の課題とマッチングの提案】

〒381-8550 長野県長野市徳間716 URL:http://www.nagano-nct.ac.jp/

※シーズ情報の問い合わせは事務担当まで
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