シイタケ栽培廃液を利用した環境浄化技術の開発

(2014.2.1掲載)

工学部
バイオ環境化学科
佐藤 利次 准教授

シイタケ栽培過程で生じる廃液には、内分泌攪乱物質(環境ホルモン)類を減少させる「ラッカーゼ」や多糖分解酵素等の木質分解に関与する酵素が含まれている。本研究では、シイタケ栽培廃液による環境浄化を目指した技術開発について紹介する。

リグニン分解酵素の
「ラッカーゼ」などが
リグニンを分解します!

  • シイタケ栽培廃液
  • 環境浄化技術

PCBやダイオキシン等環境汚染土壌・水浄化、汚染廃液浄化、染料廃水処理、染料の脱色、新規色素造成、速乾性漆創成など

環境ホルモン、ダイオキシンは全国的問題です。
シイタケ栽培廃液には、「環境ホルモン」類を減少させる「ラッカーゼ」等が含まれていて(「ラッカーゼ」はデニム生地の脱色もできる )、環境浄化に活用できます。また、「ラッカーゼ」は、色素の脱色も可能なことから、デニム生地の脱色もできます。

研究内容の紹介
〇なぜ、シイタケ栽培廃液と環境浄化なのか?北日本(生しいたけの生産量:北海道が全国2位、岩手県が、全国3位)に豊富に存在するシイタケ栽培廃棄物を環境浄化等へ有効利用できないかと考えた。




〇想定される用途
☆現状ではまだコストが高い汚染土壌処理や廃水処理に適用することで、コスト削減が期待される。
☆染料廃水処理への利用が期待される。
☆新規色素造成への利用が考えられる。
☆ラッカーゼという酵素活性に注目すると、遅緩性漆の速乾性漆への展開も考えられる。

〒090-8507 北海道北見市公園町165番地 URL:http://www.kitami-it.ac.jp/

日本最北端の国立大学であり、その立地環境を最大限に活かした寒冷域工学の拠点形成を目指している。また1次産業地帯にある工業大学として、地の利を活かした研究を展開している。

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